【今帰仁】今帰仁村玉城区のタンカン畑で9月25日に見つかった「2メートル25センチのハブの死骸」が、実はハブではなくアカマタだったことが分かった。沖縄県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員が2日、村を訪れ、保管されていた死骸を検証した結果、歯、うろこの大きさ、骨などからアカマタだと判明した。

今帰仁村内の畑で見つかった死骸はハブではなくて、アカマタだった=同村玉城

 なぜアカマタをハブと見誤ったのか。当時ハブと報告した、村福祉保健課ハブ対策等事業従事者の大城築(つくし)さん(60)は「県から配布された資料では、2メートルを超えるアカマタのデータがなかったので、先入観で見てしまった。こんなに大きいのは、てっきりハブだと勘違いしてしまった」と苦笑いした。

 寺田主任研究員は「死骸は、ところどころ背骨が切れて皮だけでつながっている箇所がある。垂れ下がることでより皮が伸びたと思われる。実際は2メートル25センチより短くなる」などと説明したという。

 ハブ対策事業に従事して、ことしで4年目を迎える大城さんは「生体だったならば、ハブとアカマタの見分けはついたはず。死骸だったためうっかり見誤ってしまった」と悔しがった。

 一方、大城さんは特定外来生物に指定されているタイワンハブの生息域拡大が懸念されるとし、村民に「農作業や草刈りをする際など十分気をつけてほしい」と、注意を促した。(赤嶺幸代通信員)