【東京】沖縄出身の報道カメラマン・石川文洋さんの写真展「ベトナム戦争と沖縄の基地」(共催・沖縄タイムス社、日本新聞博物館)が25日から、横浜市の日本新聞博物館で始まる。ベトナム戦争時代から現在まで撮り続けている同国と、基地問題で揺れる沖縄の写真を通して戦争の実態と平和の大切さを伝える。12月21日まで。

開会を前に石川文洋写真展の準備が進められる日本新聞博物館=23日、横浜市の同館

 石川さんのベトナム取材は、同戦争以来50年を超える。銃弾が飛び交う最前線で戦い、おびえる兵士や、肉親を殺され悲しむ住民の姿を撮ってきた。戦後も枯れ葉剤被害の後遺症に苦しむ人々など、残り続ける戦争の爪痕も毎年のように取材している。

 幼少期を過ごした沖縄については、米軍基地にほんろうされながらも、平和な島を願って立ち上がる県民の姿を撮影してきた。

 同展ではベトナム関連100点、沖縄50点の作品を展示。地上戦を体験したベトナム、沖縄の過去から現在を通し、反戦平和のメッセージを発信する。

 25、26日の午後2時からは、石川さんのギャラリートークがある。11月22日にも講演会が、23日には石川さんの半生を振り返ったドキュメンタリー映画の上映もある。

 問い合わせは同館、電話045(661)2040。