名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は24日、埋め立て区域の外周に沿った護岸の新設など6件の工事を入札公告した。埋め立て本体工事に向けた手続きで、いずれも来年2~3月に契約を締結し、準備が整えば本年度内にも着工する見通し。6件の中には、ケーソンの仮置き場として使用する目的で、大浦湾に2カ所で計3800平方メートルの「海上ヤード」の整備も含まれている。

入札を公告した6件の工事

 護岸の新設やケーソンの設置は海底を掘削し、地盤強度などを調べた上で、設計する。

 防衛局は8月に海底ボーリング調査を開始、陸域5カ所と浅瀬の7カ所で掘削作業を完了している。深場の9カ所で調査が残っているが、防衛局は「ボーリング調査と実施設計の進ちょくを踏まえ、図面を準備し、今回の入札公告を打った」と説明した。

 入札公告した6件はケーソン新設の1工区と2工区、傾斜堤護岸新設、二重締切護岸新設、中仕切岸壁新設、汚濁防止膜等の各工事。来年1月9日~2月20日にかけて開札し、業者と契約を結ぶ。

 中仕切岸壁は、海岸を「コの字型」に囲み、作業船から土砂などを陸揚げする際の工事用岸壁として使用する。ケーソンは別の場所で製作、運搬し、海上ヤードに仮置き後、設置する計画になっている。

 埋め立て区域の外周全体は約4900メートルで、今回の入札公告は浅瀬部分に整備する傾斜堤護岸が約320メートル、二重締切護岸が約550メートル、ケーソンが2工区で計430メートルの計1300メートル。外周全体の約27%を占めることになる。