ホイール4分の1差で初戴冠-。北中城の1年生伊藤颯馬が、ゴール前のスプリント勝負を制した。「ゴールを抜けた時は、勝ったと実感できた。うれしい」と喜びをかみしめた。

スクラッチ決勝 ゴール前での差し合いを制した北中城の伊藤颯馬(中央)=県総合運動公園自転車競技場(花城克俊撮影)

伊藤颯馬

スクラッチ決勝 ゴール前での差し合いを制した北中城の伊藤颯馬(中央)=県総合運動公園自転車競技場(花城克俊撮影) 伊藤颯馬

 333メートルのバンクを24周する種目で、ペース配分が重要だった。北中城のメンバーは「ハイペースで展開し、他校に仕掛けさせない」と意思統一した。中でも伊藤の役目は「九州総体王者の當原隼人(与勝)をマークすること」。序盤から北中城勢が集団を形成し、優位に展開した。

 終盤残り2周で集団の中にいた伊藤は「いくしかない」とピッチを上げ、ラスト1周で全力スパート。「カーブは外に膨らんで直線勝負」の仕掛けが成功し、混戦を制した。9月の九州地域競技大会で準優勝し、成長著しい15歳。「他のトラック種目でも勝ちたい」と力を込めた。(花城克俊)