「臓器移植を知るシンポジウム2014」が26日、浦添市てだこホールで開かれ、約100人が参加した。腎臓移植を受けた沖縄市の自営業、神谷義成さん(44)が体験を発表し、「生きているんじゃなく、生かされている。他人にも優しくなれた」と話した。

 神谷さんは母から腎臓を提供され、2010年に移植手術を受けた。「母の体を傷つけるのがつらく、決断に1年かかった。母の愛情を忘れない」

 移植希望登録から13年待って提供を受けられた沖縄市の教員、仲本功さん(54)も登壇。透析を受けている人に「チャンスを逃さないことが大事。他の病気に用心してほしい」と語った。

 県立中部病院の新垣義孝副院長は「腎移植は(死後に腎臓を提供する)献腎だけで成立すべきだが、足りないため生体にいき、親きょうだい以外にも広げている」と報告。「常日ごろ、これでいいのか考えている。みんなで助け合おう」と、献腎の普及を呼び掛けた。