沖縄気象台が発表している翌日天気予報の「大外れ」日数は、沖縄県内でもばらつきがある。中でも盆地状の地形の南大東島では降水確率、最高気温は他の地方と大きく変わらないものの、最低気温は最大で46日も多く、群を抜いていた。気象台の職員からは「南大東島の予報は特に悩ましい」との声も上がっている。

過去3年間の「大外れ」日数

 南大東島の最低気温の「大外れ」日数は、3年間で37~53日。那覇、宮古島、石垣島では0~7日しかなく、大きな差がある。気象台は「島特有の盆地状の地形が影響している」と説明する。

 通常、盆地では雲や風が地表から逃げる熱を閉じ込めるふたの役割をする。周りがなだらかな盆地なら風はある程度入ってくるが、南大東島では最大約20メートルの切り立った岩礁が壁になり、風がはね返されてしまう。

 くもりの予報で晴れた場合、他の地方では風のふた効果で気温の低下が少なくて済むが、それがない南大東では一気に下がり、最低気温の「大外れ」が多くなる。

 気象台の職員は「南大東島の予報は、雲の動きで大きく変わってしまう。外れた事例を研究しているが、天気の流れを予測するのは簡単ではない」と話している。(新垣卓也)