海外での沖縄観光のブランドイメージを確立しようと県が展開する「Be.Okinawa」プロジェクトで欧州や米国、豪州、ロシアの個人客を狙い制作した動画プロモーションが海外で関心を集めている。7カ国からダンサーやミュージシャンなどさまざまな分野のプロ7人が沖縄に集まり、地元のシェフや音楽家、空手家、舞踊家と交流して沖縄の魅力に触れるドキュメント仕立ての映像。9月28日の公開から1カ月足らずで計18万ページビューを記録し、沖縄観光の認知度アップに貢献している。

欧米豪露7カ国で活躍する各分野のプロが、沖縄文化を体験する動画プロモーションサイト「OKINAWA A Journey of Discovery」

空手家から直接、技の指導を受けるドイツのクロスフィット・アスリート(県観光振興課提供)

欧米豪露7カ国で活躍する各分野のプロが、沖縄文化を体験する動画プロモーションサイト「OKINAWA A Journey of Discovery」 空手家から直接、技の指導を受けるドイツのクロスフィット・アスリート(県観光振興課提供)

 県の観光ブランド戦略推進事業(1億7500万円)の一環。従来のポスターや屋外広告によるPR事業と一線を画し、ソーシャルメディア(SNS)などによる口コミ効果を意識した。

 電通沖縄を通して、世界最大数の会員数を誇る米大手インターネットサービス会社AOL社の欧州拠点に制作を依頼。動画は同社のネットワークを通じてユーチューブやサイトのバナー広告に掲載されている。

 キャストはフランス(フードブロガー)、英国(ミュージシャン)、ドイツ(クロスフィット・アスリート)、カナダ(写真家)、米国(バーテンダー)、ロシア(ダンサー)、オーストラリア(ダイバー)の7人。

 それぞれのエピソード動画を毎週1本ずつ追加し、興味を引きつけている。帰国後、出演したフランスの著名フードブロガー、マリーンさんがパリの高級百貨店ボンマルシェの日本フェアで沖縄の長寿食に焦点を当てた実演とトークショーを開くなど、それぞれの後日談もあり、近日中に公開される予定。

 フェイスブックなどのSNSの台頭で商品やサービスの口コミ情報がより重視される中、個人旅行の割合が多い欧米豪露向けPR事業で反響を探る試み。

 県観光振興課主査の山城憲一郎氏は「海だけPRしても価格面で勝負されるとプーケットやバリには勝てない。競合他地域に勝る沖縄の強みは、地元の人とのふれあいの魅力。動画への反響を通して県民にも沖縄の文化が海外の人に喜ばれることを知ってもらいたい」と期待した。

 動画のURLは、http://beokinawa-pr.jp/jod/