沖縄市のサッカー場で2014年1月に見つかったドラム缶61本中、18本から最も毒性の強いダイオキシンが高濃度で検出されていたことが27日、分かった。ダイオキシン研究の第一人者である摂南大学名誉教授の宮田秀明氏が、沖縄市の調査結果を分析したもので、宮田氏は「枯れ葉剤の存在は否定できない」としている。

 宮田氏によると、ドラム缶の付着物から検出されたダイオキシンを調べたところ、最も毒性が強い「2・3・7・8-TeCDD」が50%以上含まれているのものが18本に上った。

 「2・3・7・8-TeCDD」は除草剤「2・4・5-T」を作る時に副産物としてできるもの。18本全てから「2・4・5-T」やその分解物が検出されたが、米軍はこうした除草剤を組み合わせ、さまざまな枯れ葉剤を作った。

 「2・3・7・8-TeCDD」は毒性のある29種類のダイオキシン類の中で最も毒性が強く、強い発がん性や免疫抑制効果、胎児への影響などが指摘されているという。

 調査は「沖縄・生物多様性市民ネットワーク」の「沖縄市サッカー場調査・評価プロジェクト」の一環で実施された。