【石垣】石垣市議会(知念辰憲議長)定例会最終日の27日、市当局が提案した漢那政弘氏の副市長人事案を与党の一部が反対に回り、否決した。市は玉津博克氏の教育委員人事案も否決される可能性があるとして提案を取り下げ。多数与党の市議会ながら議員の賛同が得られず、「3役」のうち2役が不在となる異例の事態となった。

 人事案をめぐっては、一部の与党議員が「事前に相談がない」と中山義隆市長に反発。与党の仲間均議員は8日の一般質問で「与党に相談せず人事案をその日に出せば、割れるのは当たり前。議会で多数を取ったから、うまくいくと思うのは大間違いだ」と当局の手法を痛烈に批判していた。

 市議会は与党13人、野党7人、中立1人。27日の人事案採決は、与党議員の提案で無記名投票となり、賛成8票、反対13票で否決された。

 漢那氏と玉津氏は9月30日で任期が切れ、中山市長が両人を再任する人事提案を検討していた。議会後、中山市長は「与党の賛同がいただけなかった。再提案するか別の人を出すかは未定」と述べた。