先日、プロ野球のドラフト会議で宜野湾市出身の島袋洋奨投手(中央大学)がソフトバンクホークスに5位指名された。2010年に県勢初の甲子園春夏連覇を成し遂げた興南高校の左腕エース。大学では不調に泣いたが、プロ野球入りの夢がかなった

▼とはいえ、まだ入り口に立てることが決まったばかり。苦しんだ大学での経験を肥やしに、高いレベルで活躍してほしい

▼ソフトバンクには、08年に春の甲子園で優勝した沖縄尚学高校出身の東浜巨投手と、八重山農林高校出身の嘉弥真新也投手がいる。県出身の投手陣が白星を重ねていく姿を見てみたい

▼島袋投手が小学生の時に所属していた志真志ドリームスの監督は、子どもたちに「ボール拾いから一生懸命だった」と、島袋投手の当時の姿を伝えている。夢をかなえるためには努力が大事だと気づくきっかけづくりでもある

▼実は、小学生の多くはもはや、4年前の連覇の活躍は記憶にない。沸き返るようなあの興奮から、そんなに時間がたったのかとも思う

▼一方、福岡県で開催中の高校野球秋季九州大会では、残念ながら県第1代表の中部商業高校は準々決勝で敗れたが、第2代表の糸満高校が決勝に進み、春の甲子園出場をほぼ確実にした。新しい興奮が球場から生まれるだろうか。来春が楽しみだ。(安里真己)