食育による親子の行動変容を調査する「八重瀬町食育スタディ」を推進しようと発足した「東風平小食育親の会」が29日、同小で地元の島野菜を使った減塩料理の試食会を開いた。この日は授業参観日でもあり、多くの保護者が料理に舌鼓を打ち、レシピを尋ねるなど、関心の高さを示した。

地元で採れた島野菜を使ったヘルシー料理を保護者にふるまう東風平小食育親の会のメンバー=29日、同小

 町食育スタディは尿検査や食事調査で現状を把握した上で、栄養士による食育授業や野菜増量給食などを通し、親子の食習慣の改善効果を調べる全国でも珍しい取り組み。4月に町内の2小学校で始まった。

 親の会はこの日、琉球大や沖縄TLOの協力を得て、町内産の「ぐしちゃんいい菜」や冬瓜を使ったピクルス、あえ物をふるまった。町商工会による島野菜の展示即売会もあった。

 試食した新垣貴子さん(37)は「冬瓜を生で食べたのは初めて。調理法を知ることができてよかった。身近な学校での取り組みは、食を意識するきっかけになる。早速実践したい」と話した。

 調査研究に当たる琉球大の等々力英美准教授は「日本でも先進的な取り組み。長寿県再生へ、八重瀬モデルを県全体に広げていこう」と呼び掛けた。

 親の会の阿部綾乃代表は「思った以上の反響があった。早速今晩から取り入れてくれたら」と期待した。