沖縄県環境部は30日、名護市辺野古の新基地建設埋め立て工事で、沖縄防衛局から変更申請のあった美謝川の水路切り替え案について、部の意見として「環境面で整合性が取れない」との趣旨で問題点を指摘する方針を固めた。31日に最終的に決定する。現行案より切り替えられる水路が大幅に延び、防衛省の環境影響評価で不採用になった案に形や規模が似ている点を問題視している。

 同意見ではまた「懸念」という文言を盛り込まない方向で最終調整している。 昨年11月、当時の環境生活部は、埋め立て申請に対する意見で、生活環境や自然環境の保全について、総評で「懸念が払拭(ふっしょく)できない」としていた。

 今回は昨年の意見などに基づき変更点を審査しているため、総評は述べず、申請4件に対する技術的な見解をそれぞれ記載する予定。

 土木建築部は環境部意見に関する防衛局の見解を確認し、11月中旬にも審査を終える見通しで、知事選後に知事が承認を判断する。(島袋晋作、篠原知恵)