国際会議や企業の報奨旅行など沖縄におけるMICE開催の魅力を発信する「沖縄MICEコンテンツトレードショー」(主催・県、沖縄観光コンベンションビューロー)が30日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。県内約50の企業・団体が演出メニューや体験プランを紹介。国内外の旅行社やイベント主催者約160人が参加した。優れた企画に贈られる県知事賞には南城市で鍾乳洞を生かしたイベントスペースを提供する南都(大城宗直社長)の「ガンガラーの谷」が選ばれた。

国内外のバイヤーに、沖縄のMICE開催の魅力をアピールする県内の出展事業者ら=30日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

県知事賞を受賞した「ガンガラーの谷」で開催されたコンサートの風景(南都提供)

国内外のバイヤーに、沖縄のMICE開催の魅力をアピールする県内の出展事業者ら=30日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター 県知事賞を受賞した「ガンガラーの谷」で開催されたコンサートの風景(南都提供)

 「ガンガラーの谷」は鍾乳石の神秘的な風景と自然の音響効果が特徴で、2009年からこれまでに約100件のコンサートやパーティーを開催。南都の高橋巧公園部長は「数十万年の自然の営みがつくり上げた奇跡の空間。先祖が残したこの洞窟を次の世代にも残せるよう、多くの人に体感してほしい」と話した。

 OCVB会長賞はエイサーなどに使われるウッチャキー(打ち掛け)をチームに分かれて紅型染めで制作し、チームビルディングに役立てるDMC沖縄(徳田博之社長)のプランが受賞。日本政府観光局特別賞にはエコガイドカフェ(猪澤也寸志社長)の「サンゴラーニング」が選ばれた。数億年もの間生存するサンゴの生態への理解を通して企業や個人の“逆境力”や自然を守る大切さを伝えるユニークな取り組み。猪澤社長は「観光客が来れば来るほど美しくなる沖縄MICEを目指したい」と話した。

 MICEの最新素材をPRし、沖縄へのMICE誘致につなげる目的で開かれる商談会で7回目の開催。海外客が増えており、欧米や中国、韓国、シンガポールなどから90人を招待。出展者は英語や中国語の資料を用意してそれぞれの特色を売り込んでいた。

 沖縄市の東京第一ホテルオキナワグランメールリゾートなどを運営するKPG HOTEL&RESORTは9言語に対応できるホテルサービスや宗教食にも対応したメニューの提供実績などを前面にPR。来年春開業予定の「イオンモール沖縄ライカム」が買い物やエンターテインメント会場の特色をアピールしたほか、沖縄科学技術大学院大学は最先端の大学施設のガイド付きキャンパスツアーを紹介するなど、多彩なコンテンツが勢ぞろいした。

 参加バイヤーらは31日、県内各地のMICE施設を視察、東南植物楽園でチームビルディングを体験する。