【石垣】石垣字会(池城孝会長)の結願祭が26日、宮鳥御嶽で開かれ、120年前に記録のある幻の旗頭「みょうら旗頭」の奉納・行進に多くの来場者が見入った。結願祭は2008年から6年ごとに開催。今年は旗頭の復元と、伝統組踊「伊祖の子」の上演があり、普段目にすることの少ない伝統芸能を見ようと親子連れらでにぎわった。

みょうら旗頭を先頭に石垣住民の行進が続いた結願祭=石垣市石垣

 午前10時半にはみょうら旗頭を先頭に太鼓隊や弥勒、子どもたちの行列で集落を約1時間かけて行進。琉球王の行列に用いられた大傘をデザインした旗頭が高々と上がると、観客は一斉に写真に収めていた。

 アンガマは沿道の人に祝い餅を配り、豊作の願いと集落の繁栄を喜ぶ踊りと歌が次々に披露された。旗頭責任者を務めた石垣英邦さん(57)は「曽祖父が持ったかもしれない旗頭を息子と持つことができ、巡り合わせを感じた」と感慨に浸っていた。