【宜野湾】現役医師としては沖縄県内最高齢といわれる新緑会あかみちクリニック(うるま市)の田中旨夫(よしお)院長がことし96歳のカジマヤーを迎え、祝賀会が26日、宜野湾市真志喜のラグナガーデンホテルで盛大に開かれた。田中さんは「あと10年は診療を続けたい」とさらなる意欲を見せた。宜野湾ロータリークラブが主催した。

関係者から祝福の花束を贈られる田中旨夫医師(右)=26日、宜野湾市真志喜・ラグナガーデンホテル

 田中さんは市真栄原在住。1918年、台湾の台北市出身。21年間、台北で産婦人科を開業していた。75年からは東風平町(現八重瀬町)内の病院や那覇市救急診療所などに勤務した。

 その後、上海中医学院や世界保健機関(WHO)のはり・きゅうの東洋医学専修班を卒業した。

 現在も週5日勤務。内科や婦人科などをみて、アンチエイジングに効果があるというプラセンタ(胎盤)療法を担当している。

 祝賀会では、田中さんが入場すると会場から大きな拍手が起きた。主催者を代表して宜野湾ロータリークラブの天願勇会長が「田中さんのかくしゃくとした若さにあやかり、この元気を沖縄から世界に発信しよう」とあいさつ。

 県立中部病院の松本廣嗣院長が田中さんのプロフィルや東洋医学にまつわるエピソードを紹介した。関係者が田中さんに花束と記念品を贈り、祝宴の舞が披露された。

 田中さんは、謝辞で「特別なことはやってない。若いころ肺結核も患い、胆管がんも発症し生死をさまよった。そのつど周囲の温かい励ましがあった。自分で年だと認めたら年取ってしまう。自分は楽しくて若いんだ、絶対に年取ったと言わないことにしている。それが大病を患っても元気な秘訣(ひけつ)かな」と述べた。(翁長良勝通信員)