【浦添】「料理の鉄人」などで知られる中華料理家の陳建一さん(58)が10月28日、市宮城の琉球調理師専修学校で講演した。生徒160人を軽妙な語り口で引きつけ、「どんなときも一生懸命作るのがプロ。気持ちを込めるのに経験年数は関係ない」と激励した。

生徒を前に、ユーモアたっぷりにプロ料理家の心構えを語る陳さん(左端)=10月28日、浦添市・琉球調理師専修学校

 陳さんは演壇から降りて生徒と問答しながら「いつも自分が何を食べたいか考えて料理している」「また食べに来ます、というお客さんの言葉が僕らのエネルギー。楽しんで料理してください」とエールを送った。

 講習もあり、調理科生80人を前に、父の故建民さんが日本に伝えた陳麻婆(マーボー)豆腐など3品を作った。

 生徒の新垣拓也さん(19)は「『気持ちが大事。技術は後からついてくる』と聞いて前向きになれた。陳さんは鍋を大きく振っても具材が全然こぼれず、すごいと思った」と感銘を受けていた。

 琉球調理師専修学校は、30日にはザ・リッツカールトン沖縄のアレッシオ・コルダ総料理長を招き、イタリア料理講習会を開いた。