【糸満】糸満市女性団体連絡協議会は10月28日、女性模擬市議会を開いた。市議会本会議場の傍聴席は立ち見がでるほどで、延べ130人が訪れた。金城好子会長は「協議会設立30周年記念事業の一環で15年ぶりに開催した。企画を通し、女性たちが市政に参加するきっかけになってほしい」と期待した。

15年ぶりに開催された糸満市女性模擬市議会=糸満市議会本会議場

 議会では、議長を除く女性模擬市議20人が演壇に立ち、上原裕常市長らに質問をした。市議たちは、まちづくりや地域防災計画、教育、福祉、待機児童解消などについて意見を述べ、市の取り組みを問いただした。

 このほか「島くとぅばを継承するためには、行政の積極的な支援が必要」「市長自ら1日1万歩を実践し、市民の健康づくりを率先してみては」「交通弱者対策で、コミュニティーバスを導入してほしい」などの提案もあった。一般質問後、「男女共同参画で築く平和で豊かな都市(まち)づくり宣言」を全会一致で可決し閉会した。

 上原市長は「生活者の視点に立った意見があり、充実した内容だった。機会があれば、また参加したい」と感想を述べた。

 傍聴席で熱心に耳を傾けていた與崎律子さん(67)=糸満=は「ことし、初孫ができたので、関心があったのは待機児童問題。育児中の模擬市議の質問が、大変参考になった」と話した。

 市議メンバー21人は、20~70代の主婦や会社員などで、市内各女性団体の推薦者と一般公募で選んだ。事前研修で行政や議会運営のしくみを学んだ後、各自で質問をまとめ議会に挑んだ。