【小橋川慧通信員】ワーキングホリデーや学生ビザで沖縄からトロント市に来ている20人が地元の人たち20人と一緒に市内の居酒屋「りょう次」(上地耕太店長)で、9月26日開催された「オキナワ・ナイト」に参加した。同店の料理長玉城正成さん(那覇市出身)と前里智也さん(浦添市出身)特製の数々の沖縄料理に舌鼓みを打ちトロントでの生活情報を交換、地元の人たちとの親睦を深めた。

「オキナワ・ナイト」に参加した沖縄出身の若者ら

「りょう次」を切り盛りする(左から)前里智也、玉城正成、辻貴広シェフ=トロント市の居酒屋「りょう次」

「オキナワ・ナイト」に参加した沖縄出身の若者ら 「りょう次」を切り盛りする(左から)前里智也、玉城正成、辻貴広シェフ=トロント市の居酒屋「りょう次」

 若い人の熱気にビール、シークヮーサー泡盛、ゴーヤーカクテルなどの勢いも加わり盛り上がった。

 「りょう次」で働く宮古島出身の渡真利由衣さんは、看護大学卒業後6年間沖縄で看護師として働いてからカナダに来た。トロントに来てまだ日が浅い那覇市出身の安谷屋佑華さんは沖縄大学こども文化学科の卒業生で、職を探している。

 渡真利さんも安谷屋さんも、いろいろな国から多くの移住者が生活する国際色豊かなトロントの町に魅力を感じるという。

 読谷村出身の町田宗一郎さんは読谷高校卒業後、英語教育に関して評価の高いカナダ国際言語アカデミー(ILAC)を通じて去年10月にやってきた。現在は、日本人留学生やワーホリ・ビザの人たちに空港の出迎え、ホームステイの世話、入学手続きなどさまざまな支援を提供する「Brand New Way留学センター」で働いている。将来ワーキング・ホリデーで語学留学を考えている人たちに3人が共通して送るアドバイスは、「200万円は準備すること」だ。

 うるま市出身の山城将之介さんは、具志川高校卒業後トロントの語学学校へ入学するために学生ビザで来た。英語力不足のため、トークン(代用硬貨)や乗り継ぎ用チケットを使ってのバス、電車、地下鉄の利用に苦労したと言う。それだけに、トロントに来て3カ月目に語学学校の100人ほどの仲間に沖縄からの学生を見つけた時の喜びや、「りょう次」でゴーヤーチャンプルーを食べて勇気が出たと語った。現在は市内の「ハンバーカレッジ」で経営学を勉強中だ。

 トロントの在日系アーティストを支援する加藤豊紀さんらの音楽をバックに、県出身者や地元日系人、カナダ人が交流を深めた。「オキナワ・ナイト」を通して、地元の人たちと沖縄から新たに来た人との間に交流が育まれることが上地店長の願いだという。