【南城】第13回尚巴志ハーフマラソンには視力にハンディキャップのある崎山綾子さん(54)=那覇市=がハーフ、川田哲茂さん(81)=同=が3キロの部に出場して完走。沖縄伴走ランナーネットワークの砂川広美さん(51)、当真秀さん(39)との二人三脚で、コースを軽快に走り抜けた。

完走にほっとした表情を見せる(左から)当真秀さん、川田哲茂さん、崎山綾子さん、砂川広美さん=南城市文化センター

 全盲の川田さんは過去ハーフで完走経験があるベテラン。ハーフに80代の部がなく、3キロに出場すると「スピードのある子どもたちが前で走ったり止まったり、大変でした」と感覚の違いに戸惑った。

 「起こりそうな状況を予測するよう心掛けた」と話す当真さんの誘導もあり、21分30秒のタイムでゴール。「慣れない状況の中、相手を信頼して完走できた」と喜んだ。

 弱視の崎山さんは2時間57分台で走り切った。5キロ地点から始まる新里坂は「半分くらい歩いた」と体力を温存して後半に賭けた。伴走の砂川さんは「前を走るランナーに声を掛けて、接触しないようにした」。

 崎山さんは「一緒に走る砂川さんのためにも完走したかった。いい調子で走れました」と笑顔をみせた。

 同ネットワークはことし結成15年の節目を迎える。

 事務局長の当真さんは「若いロープランナーの育成も急務。大会はもちろん練習時のサポートを含めて、多くの人に参加してほしい」と呼び掛けた。