【本部】ゴム製の人工尾びれで泳ぐことで知られた海洋博公園のバンドウイルカ「フジ」が1日午後2時45分、死んだ。推定45歳。10月8日ごろから体調不良で治療を続けていたが、1日に容体が急変。死因は感染性肝炎だった。

ゴム製の尾びれを装着したバンドウイルカのフジ(海洋博公園提供)

 1976年に静岡県から来たフジは旧オキちゃん劇場で飼育され、95年までに子イルカを3頭出産。2002年に病気で尾びれの75%を切除し、ブリヂストンと共同開発した人工尾びれで、ジャンプできるまで回復した。07年には映画化もされた。

 海洋博公園管理センター国営公園管理部長で76年に新米の飼育係だった亀井良昭さん(62)は「思い入れがあったのでショックが大きい」と落胆。「これまで病気になっても多くの人に励まされ、応援してもらった。フジが育てた子は元気にしているので、天国から見守ってくれているかなと思う」と話した。