【南城】知念漁業協同組合が3日、漁協設立以来初めてとなる一般参加型セリを開いた。知念近海の魚介類を市内外の人にPRする試みで、約120人が参加した。内間学組合長は「知念の新鮮な海の幸が手に入れられるチャンス。24日にも開催するので、多くの人たちが訪れてほしい」と来場を呼び掛けた。

知念漁協が初めて開いた一般参加型セリ。セリ長(右)が手に持った魚を見つめ、品定めする一般参加者たち=3日午前、南城市・知念漁業協組合のセリ場

 3日朝、漁業協同組合のセリ場には、新鮮なマグロやマチ類、伊勢エビ、高級魚のアカジンミーバイやマクブなどの魚介類が並んだ。セリ長の威勢のよい掛け声に合わせ、セリがスタート。最初は、セリ人の独特の言い回しとリズムに戸惑う人もいたが、次第に慣れはじめ、目当ての魚を競り落としていた。

 アカジンミーバイを購入した當間良嗣さん(47)=那覇市=は「狙っていた魚。予想していたより安値で手に入れられて満足している。刺し身、汁など余すことなく味わいたい」と笑顔。姉たちと一緒に参加した西平文子さん(50)=南城市=は「シビマグロ3匹をゲット。思っていたよりたくさん買えたので、知り合いにお裾分けしようかな」と声を弾ませていた。

 漁師歴約20年の渡久山正次さん(50)は「知念の水産物の魅力を発信する漁協の取り組み。積極的に支援したい」と話した。漁協の仲里司参事は「知念の魚を扱う店舗の販売促進を考え、仲買店のマップも配布した。イベントが、水産業の発展につながってほしい」と期待した。