プロ野球のダイエー(現ソフトバンク)、阪神、横浜で主に先発左腕として活躍し、現在は故郷の沖縄県読谷村で会社員生活を送る佐久本昌広さん(40)の、ソフトバンク育成投手コーチ就任が6日までに内定した。ダイエー、横浜時代の同僚で、来季からソフトバンクの指揮を執る工藤公康さんから直々に要請があった。

ソフトバンク育成投手コーチ就任が内定した佐久本昌広さん(中央)と勤務先の沖縄ダイケンの金城秀雄社長(右)、宮城彩夏さん(左)=沖縄タイムス社

 佐久本さんは古堅中、久留米工大高(福岡)から社会人野球を経て1995年にドラフト4位でダイエーに入団した。横浜を最後に現役を退き、プロ11年間で通算183試合に登板、19勝24敗の成績を残した。引退後もスタッフで横浜に残り、約16年間プロの世界に身を置いた。

 2012年2月からは浦添市の沖縄ダイケンでサラリーマンをしながら妻子と地元の読谷村で暮らす。

 引退後も週末は子どもたちに野球を教える日々で、「野球に触れない生活は嫌だった」と佐久本さん。5月からは日本学生野球協会の資格認定を受けて嘉手納高野球部も指導している。

 佐久本さんは「会社の理解がなければ続けられなかったこと」と周囲に感謝。再びプロの世界に戻ることに「感慨はまだない。徐々に気持ちが高まってくると思う」と話した。

 11日からの宮崎秋季キャンプで始動するコーチ業については「まずは球団の育成方針を知ることが大事。自分の色を抑えて監督の色、選手の色を十分に引き出していきたい」と意気込んだ。