沖縄セルラー電話(那覇市、北川洋社長)は高校進学のため島を離れ、沖縄本島や県外で1人暮らしをする生徒に携帯電話端末の無償提供や月額利用料を、高校卒業までの3年間免除する「離島ケータイ奨学金」制度を始める。高校がない23離島・27校(15市町村)の中学3年生が対象で、希望者の中から30人を選ぶ。中学卒業と同時に島を離れる「15の春」を、精神的・経済的にサポートする。

離島の負担軽減に期待する(左から)島袋秀幸伊江村長、沖縄セルラーの北川洋社長、座間味昌茂渡嘉敷村長、新城静喜粟国村長=那覇市、沖縄セルラー

 北川社長は「他社を含め、全国初の取り組みだと思う」と強調。計画では3年間で毎年30人、計90人を選考する予定だが「反響を見ながら、期間延長や選考人数の拡大も検討したい」と語った。

 奨学生は願書や作文で審査。選ばれた子どもたちにはスマートフォンか、携帯電話を無償提供し、月額通話料、インターネット利用などのデータ通信料(制限あり)を免除する。同社の試算では高校卒業までの3年間で、1人当たり40万円が軽減される。

 那覇市の同社で開かれた記者会見に北川社長、島袋秀幸伊江村長、座間味昌茂渡嘉敷村長、新城静喜粟国村長が出席。3村長は「子どもたち、保護者の負担が軽くなる画期的な制度。末永く継続してほしい」などと期待を込めた。

 応募は12月1~31日。来年1月に選考し、2月上旬に奨学生を発表する。問い合わせは沖縄セルラー電話、電話098(869)1001まで。