【宜野座】宜野座村立博物館の開館20周年を記念した企画展「グスク時代の宜野座村~歴史に埋もれた大川(うっかー)グシク」が始まっている。これまでの発掘調査の成果や、最新地形測量図を基に200分の1サイズで作製した模型で歴史に埋もれた大川グシクを解説している。30日まで。入場無料。

200分の1サイズで再現された大川グシクの模型=5日、宜野座村立博物館

 村宜野座にある大川グシク跡は「宜野座ヌ古島遺跡」とも呼ばれ、村で唯一、石積みのあるグスク。大川按司が住んでいたという伝説が残る屋敷跡や、琉球王府時代は神女であるノロによって火の神が祭られていたヌル殿内の屋敷跡、神アシャギなどが集まる。

 現在でも「宜野座の八月あしび」で演舞が奉納されるなど、神聖な場所になっている。

 修学旅行で村内民泊している姫路市立姫路高校2年生の森田有希子さん、藤本梨奈さん、矢野亜祐美さん、藤原早織さんが5日、企画展を見学。「姫路城と違い、堀もなく民家のように自由に出入りできる。中国や東南アジアとの交易があったことなど沖縄の歴史学習になった」と話した。

 企画展ではこれまでの調査などを基に紙芝居「宜野座村の山と人々の歴史」を作り、分かりやすく解説する。

 田里一寿学芸員は「沖縄の歴史文化に関心を深め、郷土学習に役立ててほしい」と来館を呼び掛けた。問い合わせは同館、電話098(968)4378。(仲地暁通信員)