【久高泰子通信員】33歳未満の仏人ジャーナリストを対象として、日本関連のリポート企画者に毎年秋に授与される「ロベール・ギラン」日本リポータ賞。37回目の今年は仏国大使公邸で9月29日に開催され、アントニオ・リヴィエールさん(27)に授与された。テーマは日本の「海洋深層水」。仏国では全く未知の分野で、それが、評価されたものといえる。

大使公邸での授与式。(右2人目から)アントニオ・リヴィエール氏、パリ日仏記者会会長ポール・ファブラ氏、鈴木庸一在仏大使。両端はこれまでの受賞者

 日本が最初の開発国で、1989年に富山県で最初に開発されたとされ、その後高知県の室戸、静岡県、そして沖縄が生産地として挙げられている。海洋深層水は飲料水のみならず、養殖、化粧品等に幅広く使用されている。この受賞者が作製した映像、ドキュメンタリー映画はまず翌年の賞授与式で紹介され、それからテレビやネットで放映され、記事にもなる。沖縄の開発は先端を行っているので、このリポート取材を沖縄に誘致したら、沖縄の海洋深層水の研究や製品を仏国に紹介するのみならず、沖縄の観光宣伝や知名度アップにつながる。

■県内取材先募る

 リヴィエールさんは、沖縄の「海洋深層水」関係の企業や行政、業者に、沖縄での取材、撮影を誘致する提案者を募集。11月にはリポートのために日本に行く予定で、沖縄の海洋深層水を取材することも検討している。

 JALの日本往復航空券とJTB切符、1800ユーロ(約25万円)の援助金を得ていて、宿泊などの費用は自己負担。ホテルや宿泊先の地域、海洋深層水の製品などの宣伝効果になる。11月下旬ごろには日本に行きたい意向。

 関心のある方は久高、uruma@hotmail.frまで。沖縄からの提案がない場合、高知県で取材する予定という。