那覇市長選は9日に告示され、県都決戦の火ぶたが切られた。立候補した前副市長の城間幹子氏(63)と前副知事の与世田兼稔氏(64)の両陣営は同日午前、支持者を集めた出発式を開催。城間陣営は「那覇市初の女性市長に」と訴え、前市政の継承発展をアピール。市議団24人を中心に県関係国会議員や県議、経済界や教育関係者が結集し、風船を飛ばして勝利を誓った。与世田陣営は「保守中道の政治を守る」と決起。参加した竹下亘復興相、自民党の茂木敏充選対委員長、公明党の斉藤鉄夫選対委員長とともに支持者がガンバロウ三唱で気勢を上げた。

■平和願う心一つに 市民との対話強調 城間氏 

 私は今、ここに立って出馬を決意したときの気持ちを思い出している。翁長雄志前市長とともに歩き出す決意をしたことのひとつは、沖縄の未来に新基地はいらない、建白書の堅持、オスプレイ配備撤回だ。平和を強く願う心を一つにし出発することをあらためて決意した。

 翁長市政4期14年を継承、そして発展すべく決意している。市民一人一人の顔を見ながら、気持ちに寄り添いながら、さらなる発展を遂げるように努力する。

 私は翁長前市長から政治姿勢を学んだ。それは市民と議会との対話を通して粘り強く解決に導く政治姿勢だ。今回、私を支援支持してくれる幅広い市民に強いパワーをもらっている。

 私が示す市政運営の理念はひと・つなぐ・まち。この3つのキーワードの基に、私に市政運営を任せていただきたい。

 風格ある県都那覇市のまちづくりに市民とともにさらなる高みを目指して心一つに歩んでいきたいと固く固く決意する。

■保守中道路線守る 国際観光充実訴え 与世田氏

 出馬表明から今日まであっという間だったが、県都那覇市を断固守るべく、保守中道の政治を守るべく、朝から晩までかけずり回った。おかげさまで力強い手応えと反応をもらった。

 沖縄県は日本のフロントランナーになれるという政府の方針を受け、那覇空港を基点として4時間の円を描くと、東アジア約20億人の市場が沖縄県の圏域にすっぽりと入る。

 国際的な地理的優位性、これを活用した国際物流特区は今まさに花開こうとしている。中国大手企業の進出など、20億人の市場における発展の予感をさせる。

 私はこのような進出も踏まえ、国際観光都市那覇市をつくる。そして子どもに優しい、お年寄りに優しい、地域で支え合える優しいまちづくりこそが、ホスピタリティーあふれる、国際観光都市の那覇の基本だと考えている。

 残された時間は少ないが朝から晩まで、私のすべてを使い尽くし、私の訴えを町中に広げ、皆さま方の支援に応えられるよう最善をつくしたい。