【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊が2017年から岩国基地(山口県)に配備予定のステルス最新鋭戦闘機F35の駐機場を嘉手納基地内に整備する計画を立てていることが9日までに分かった。日米両政府は沖縄での同機の運用について明らかにしていないが、岩国への配備とともに県内での一体運用を想定した計画が進められていることが示された形だ。

 米海兵隊が公表した「2015年海兵航空計画」によると、16米会計年度(15年10月~16年9月)に嘉手納基地内でF35配備用の駐機場整備が実施される予定となっている。

 海兵隊は、アジア太平洋地域における訓練や基地運用方針を示した計画書「2025戦略展望」の中で、次世代主力戦闘機の導入に向け、キャンプ・シュワブ(名護市)とキャンプ・ハンセン(金武町、宜野座村など)にまたがる中部訓練場上空に特別使用空域を再設計する方針を説明。米国防総省筋は本紙の取材に対し、名護市辺野古の新基地も同機の運用対象と述べ、「域内での訓練区域を利用可能な状態に整備する必要がある」などと説明していた。

 政府が11年に県へ提出した辺野古の新基地建設に伴う環境影響評価(アセスメント)には、F35は対象機種に含まれていない。

 一方で、「15年海兵航空計画」には、米軍普天間飛行場を継続使用するための工事計画も18会計年度まで明記。辺野古新基地は18年度から航空機格納庫を建設する計画も記されている。