第21回那覇市長選(16日投開票)が9日に告示され、市議会保守系の新風会と県政野党が支持する前副市長で無所属新人の城間幹子氏(63)、自民党と公明党が推薦する前副知事で無所属新人の与世田兼稔氏(64)が立候補した(届け出順)。街づくりのあり方や基地問題などを争点に、両氏による一騎打ちの構図が確定した。那覇市長選と知事選が同日選になるのは初めて。

(左)出発式で支持者に政策を訴える城間幹子氏=9日午前、那覇市壺川(右)出発式の第一声で政策を訴える与世田兼稔氏=9日午前、那覇市牧志

 県都決戦が幕を開けた同日午前、両氏は市内であった出発式で、第一声を上げ、支持を訴えた。

 城間氏は「前市政を継承発展させることをあらためて決意した。市民一人一人の顔を見て気持ちに寄り添いながら、那覇市がさらなる発展を遂げるように努力する」と語った。

 与世田氏は「国際観光都市那覇をつくる。そして子どもやお年寄りに優しく、地域で支え合えるホスピタリティーあふれるまちづくりに最善を尽くす」と語った。

 両氏は待機児童、中心市街地活性化、行財政改革など県都の課題解決に向けた政策を提示。最大の争点として、城間氏は米軍基地問題を挙げ「辺野古移設に反対」と訴えているのに対し、与世田氏は「基地問題は那覇市の問題ではなく、争点は新しい那覇市の展開」としている。

 城間氏は知事選候補の翁長雄志氏(64)の後継候補として「市政のバトンタッチ」をアピールし、セット戦術を展開。30年余の教職経験を生かした施策で支持拡大を図っている。

 与世田氏は保守中道市政の継承を主張。知事選で3選を目指す現職の仲井真弘多氏(75)の下で副知事を務めた実績と35年の弁護士経験をアピールし、支持を訴えている。

 また、市議補選も同日告示された。10日から市長選、市議補選の期日前投票が始まる。那覇市役所、首里支所、真和志庁舎、サンエー那覇メインプレイス、イオン那覇店(小禄ジャスコ)を含め計5カ所で受け付ける。那覇市選挙管理委員会は連日、期日前投票者数をホームページで公表する。

 市選管によると、8日現在の那覇市の選挙人名簿登録者数は25万2564人(男性12万216人、女性13万2348人)。