日本ハンドボールリーグの琉球コラソンが浦添市で開かれたホーム開幕戦で連勝した。8日はミスが目立つ試合内容だったが、9日は持ち前の連係プレーが決まり、実業団の強豪トヨタ自動車東日本に競り勝った

 ▼攻守の切り替えのスピード感、流れるようなパス回し、迫力ある速攻、技ありのシュート…。ハンドボールの魅力を凝縮したような白熱の好ゲームだった。2千人近い観客の多くが「また見たい」と思ったに違いない

 ▼昨季までは大事なところで勝ちきれない試合が目立った。試合終了まで残り数秒という場面で失点し、勝利を逃したことも一度や二度ではない

 ▼今季も開幕から1分け2敗と波に乗れなかったが、今回の連勝で暫定3位に浮上した。プレーオフ進出条件となる初の4位以内に期待が高まる

 ▼試合会場には、選手たちを憧れのまなざしで見つめる小中学生も多い。実業団主体の国内最高峰リーグで、コラソンは男子唯一のクラブチーム。ハンドボールが盛んな沖縄ならではの地域球団として、これからも応援したい

 ▼24日には沖縄市体育館で首位のトヨタ車体と対戦する。東長濱秀吉監督が「前半戦のヤマ場」と位置付ける重要な一戦だ。コラソンはスペイン語で心、魂を意味する。戦力が整い、今が旬のチーム。魂のこもった熱い戦いを見せてくれるはずだ。(田嶋正雄)