【平安名純代・米国特約記者】マレーシアでリゾートホテル運営や不動産開発などを展開する大手複合企業「ベルジャヤ・グループ」が日本でカジノが合法化された場合、同社が県内で保有する恩納村の恩納通信所跡地にカジノリゾートを建設する計画を描いていることが分かった。

空から見た恩納通信所跡地の周辺=2008年5月

 米ブルーバーグ通信が10月30日に同社の創設者のビンセント・タン氏のインタビュー記事を配信。タン氏が「ベルジャヤは沖縄県に100エーカー(約41ヘクタール)の土地を所有しており、日本政府がカジノ関連法を整備後にその土地をカジノリゾートとして使用できる」と述べたと報じている。

 フォーシーズンホテルを運営するベルジャヤ社は2009年3月、恩納通信所返還跡地でホテルや商業施設、観光農園など複合型リゾート開発運営事業を行うため、最大約49ヘクタールの賃貸借契約の基本合意書を地主会と締結した。

 県は昨年11月、ベルジャヤ社に同リゾート計画の環境影響評価書の11項目24件について知事意見を提出。工事の実施に伴い土壌汚染などが確認された場合には速やかに連絡し、事業予定地西側のアダン群落やヒメイヨカズラ、イソノギクなどの保全や汚水処理水放流による自然環境への影響回避の検討を指摘している。

 県土木建築部は今年7月、同事業について環境への配慮が一定程度改善されたと判断して、ベルジャヤ沖縄ディベロップメント(タン・テンヤン代表)に対し開発許可を与えている。

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