沖縄県農林水産部が名護市大北にある県立農業大学校の移転に向け準備を進めていることが11日、分かった。現在の総敷地面積約11ヘクタールから約3倍の30ヘクタールに拡大する。県農水部は13、14の両日、名護市や恩納村など候補地として名乗りを上げている本島北部の4市町村を視察し、2019年の開校に向け、本年度中に検討委員会で移転先を選定する。

 農大は1979年設立。老朽化に加え、道路拡張工事で敷地面積が減少。農薬の散布や牛舎からの臭いなど、宅地化した周辺への影響も懸念されていた。

 県農水部はことし1月に基本構想を策定。7月には大学教授や農業関係団体の代表者などで構成する県立農業大学校移転整備外部検討委員会を設置した。

 候補地として名護市、本部町、恩納村、宜野座村が挙がっており、今後も増える可能性がある。候補地が出そろい次第、検討委で立地条件や利便性などを評価し、現地調査を経て移設先を決定。その後、施設の規模など具体的な基本計画を作成する。

 農大は本科2年と短期養成科1年の2課程。県農水部はこれと別に3カ月~半年の短期間で農業技術を学べる課程の新設も検討している。