汗だくにならずに城跡の石段を上ることができる気持ちのいい季節になった。各地の観光地周辺では子どもや若者たちを多く見かける。修学旅行などの旅行シーズンでもある

▼うるま市では本年度、修学旅行生を民家で宿泊させる民泊が本格化した。民泊は県内各地で10年以上前から行われていて実績があるが、受け入れ側では伊江島や読谷村などの先進地に倣い、地域活性化に役立てたいとしている

▼約3年前から受け入れ家庭を確保するために1軒ずつ「沖縄の良さを知らせたい」と説得したという。平安座など島だけでなく、石川地区などにも受け入れ家庭を確保。難しさもあると思うが、実際に受け入れた人たちには、おおむね好評だという

▼中城城跡ではボランティアが無料でガイドをしている。基本的には予約が必要だが、待機しているボランティアがいれば案内してもらえる

▼ガイドの中には、農作業の合間に毎日のように待機して訪問者を案内する人もいる。予備知識をあまりもたない個人参観者にも、丁寧に説明して沖縄の歴史を知ってもらうことに、やりがいを感じるという

▼地元の人との触れ合いで旅の印象は変わり、心に残るもの。民泊やボランティアガイドなどの取り組みが、沖縄を好きになり、深く理解する入り口になってくれたらと思う。(安里真己)