大宜味村産シークヮーサーが果汁保管用の冷凍庫の空きが見つからず、大量廃棄が危惧されている問題を受け、沖縄県産シークヮーサーの栽培、加工製造・卸小売を手掛ける沖縄特産販売(豊見城市、與那覇仁社長)は12日から、シークヮーサーの消費拡大キャンペーンを始めた。

シークヮーサーの無料配布などをPRする沖縄特産販売のスタッフ=豊見城市豊崎の自社店舗「ヨナーズ」

 12月末までの期間中、市豊崎の自社店舗「ヨナーズ」の来店者にもれなくシークヮーサー約100グラムを無料配布するほか、200円で2斤袋(約1キロ)への詰め放題やジュースの無料飲み放題もある。

 配布する果実は11月に収穫した。反響があれば約1トン仕入れる予定という。12月からは完熟果実を搾り、ジュースの新商品も開発・販売する考え。

 同社は10年以上にわたり「青切りシークヮーサー」のブランドで県産果汁を販売。原料のほとんどを大宜味村の農家から供給を受けている。ことしは約600トンを仕入れた。今月も自社の冷凍庫を増やして対応するが、併せて市場を活性化させ、消費を伸ばすことが重要と判断した。

 與那覇玲専務は「これまでも農家と一体となって取り組んできた。後継者問題を含め、農家に安心して生産してもらうためにも、消費拡大が必要。加工・販売する側、買う側にもメリットがある形をつくりたい」と話している。

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