【東京】沖縄への新基地建設や安倍政権の安全保障政策について考えるシンポジウム(主催・新外交イニシアチブ)が13日、衆院議員会館内で開かれた。ジョージ・ワシントン大学のマイク・モチヅキ氏やフリーライターの屋良朝博氏は、「移動部隊である沖縄の海兵隊は、抑止力にならない」と指摘し、辺野古の新基地建設が政治的にも物理的にも難しいと主張した。

在沖米海兵隊は抑止力になっていないと指摘する(右から)半田氏、屋良氏、柳澤氏、(一人おいて)モチヅキ氏=13日、衆院議員会館

 普天間飛行場の辺野古移設について、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「合意から18年たっても実現できない政策は、どこかに無理がある。県内移設の前提に間違いがある」と指摘。東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏は、日本政府が米軍駐留経費を多く負担する現状が米政府に都合がいいと解説し、「米側の要求に常にイエスと言い続け、安全保障政策を決めてきた」と、日本政府の姿勢を批判した。シンポジウムはNDの設立1周年を記念して開催。NDの猿田佐世事務局長がコーディネーターを務めた。