浦添市沢岻の壕から、沖縄戦中の旧日本海軍所属とみられる「梶原隼人」という名前が刻まれた万年筆が見つかった。長年、遺骨収集を続ける那覇市の国吉勇さん(75)らが掘り出し、「下の名前まで分かる持ち物は珍しい。遺族に返せれば喜んでもらえるのではないか」と話している。

浦添市沢岻の壕で見つかった「梶原隼人」の名が刻まれた万年筆

 一緒に調査した大阪府の南埜安男さん(49)が糸満市の平和の礎で調べたところ、福岡県出身で同じ名前の戦没者がいた。今後、遺族を探す。

 10、11両日の調査で、少なくとも2体の遺骨、5個の海軍仕様の防毒マスクなどが見つかった。万年筆は5本あり、他の4本には名前はなかった。