16日投開票の知事選の「三日攻防」2日目となった14日、いずれも無所属新人の元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、前民主県連代表の喜納昌吉氏(66)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、無所属で現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=の4氏は勝敗を左右する県都・那覇を中心に支持拡大に奔走した。運動最終日となる15日、各陣営は選挙戦の総仕上げに全力を挙げる。同日、竹富町で繰り上げ投票が行われる。

(右から)下地幹郎氏、喜納昌吉氏、翁長雄志氏、仲井真弘多氏

 下地氏は午前6時に沖縄市泡瀬で、日課のごみ拾いからスタート。那覇市や宜野湾市、うるま市でスポット演説を実施したほか、商店街を練り歩くなど精力的に動いた。「基地問題だけが争点ではない」とし、「ダイナミックな経済政策、教育政策をさせてほしい」と訴えた。

 喜納氏は伊江島が戦後「銃剣とブルドーザー」で米軍に土地を接収された経緯を踏まえ、始発の船で島に渡った。島内で支援を訴えた後、名護市役所前や那覇市役所前で演説し「沖縄が再び戦場になることを危惧している。埋め立て承認を撤回させ、新基地建設を止める」と強調した。

 翁長氏は遊説カーで那覇市内の住宅地を中心に巡り、夕方には同市おもろまちで街頭演説。新都心地区の発展を例に「基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因。辺野古新基地は絶対に造らせない。県民の心を一つに『オール沖縄』で課題を解決していこう」と支援を呼び掛けた。

 仲井真氏は午前8時から那覇市の久茂地交差点の街頭演説でスタート。通勤途中のドライバーらに「沖縄が前へ上へ発展していることを実感しているが基地問題は避けて通れない。普天間問題は宜野湾以外の理解、協力を得て必ず解決する」と訴え、市内で企業回りや演説をこなした。

 15日は下地氏が午後6時から那覇市上下水道局前の交差点で打ち上げ式、喜納氏が午後7時から沖縄市内の演説会で最後の訴え、翁長氏が午後6時半から県庁前で必勝大集会、仲井真氏が午後7時から那覇市むつみ橋交差点で打ち上げ式を開く。