【沖縄】第一尚氏6代目の尚泰久や第二尚氏2代目の尚宣威らが王子時代に居住した越来グスクの出土品を紹介する企画展「越来グスクの隆盛」が沖縄市上地の市立郷土博物館で開かれている。12月21日まで。入場無料。過去3度の発掘調査で出土した青磁や勾玉(まがたま)、鏡など約200点を展示している。

勾玉や、日本や中国の古銭など越来グスクの出土品を鑑賞する来場者=11日、市上地の市立郷土博物館

 越来グスクは現在の城前公民館や城前児童公園周辺にあった居城で、跡地は住宅地の中にある。

 市では住宅地になる前の記録保存として、1985年、2010年、11年の3回、発掘調査を実施。地位の高さや財力があったことを示す酒会壺(しゅかいこ)や水注(水差し)のほか、日本や中国の古銭、太刀のつばなど、グスク時代(12~15・16世紀)の出土品が多数見つかっている。

 越来グスクは沖縄戦で米軍が高射砲陣地を築いたことや、戦後の宅地開発で石積みが崩れ、城の境界や城内の建物の配置など不明な点が多いという。

 市は27日午後4時から、市上地の市文化センター芸能館で越来グスクの活用に向けてのシンポジウムを開く。問い合わせは同博物館、電話098(932)6882。