【竹富】竹富島の最大行事で国指定重要無形民俗文化財「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が15日、世持御嶽(ゆーむちおん)で始まった。

青年たちの力強い舞が披露された「馬乗者(うまぬしゃー)」=竹富島、世持御嶽前広場

 10日間かけて五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を祈り、16日までの2日間は島に伝わる約70演目を神々に奉納。夕方からは人々が家を回り、祈願する「世乞(ゆーく)い」が夜通し行われた。

 御嶽前の「庭の芸能」では子どもや青年らの勇壮な棒術、農具を手にした働き者の女性が元気よく踊る「マミドー」、「ジッチュ」「マサカイ」などが披露された。狂言「鍛冶工(カザグ)」を演じた内盛正弘(うちもりまさひろ)さん(47)は「祭りに参加するため世界中から郷友会が集まる。この日のために次の1年も元気でいたいと思う特別な日」と笑顔を浮かべた。