【久高泰子通信員】11月7~9日の週末、フランス北東部アルザス地方コルマール市展示会場で、第30回国際観光旅行博覧会が開催された。今年は日本とアルザス州交流150周年記念を祝い、日本が招待国となった。アルザス地方は親日感情が強く、琉球舞踊も紹介され市民との交流を深めた。同博に日本は在外公館連携事業の一環として、日本政府観光局(JNTO)が去年から出展した。

大勢の地元市民が琉球舞踊のステージに見入った=コルマール市展示会場

 パリでの旅行博覧会と違い、地方ではアジアや日本といった遠い国、地域の情報に接する機会が不足していて、ブースに立ち寄る人たちは日本について知りたいという切実な期待を示していた。アルザス地方に入ると、ガソリンスタンドなどにコルマール博のポスターやステッカーが貼られ、新聞が「週末、コルマール市は日本への窓を開ける」などこのまれなイベントを取り上げている。

 去年11月、パリ国立ギメ東洋美術館で開催された琉球舞踊公演の山田多津子会主無憂華と同会石川詩子師範をリーダーとし、同会山田玲子師範、柳清本流清会比嘉一惠師範、島袋流千尋会佐渡山也子教師、無憂華の会小波津尚子教師の県内外公演で活躍している若手5人が参加。3日間の午後2回公演に、貫花や谷茶前、黒島口説き等の優雅でにぎやかな琉球舞踊を披露し、観客を魅了。初日の夕食会の余興も琉球舞踊が選ばれ、四つ竹と四季口説で、700余人の招待者を感激させた。

 会期中、舞台では地歌舞伎、和太鼓、津軽三味線も披露され、生け花、習字、茶道が紹介された。伝統工芸品の展示・販売があり、来場者は日本会場に設立された伝統的家屋やさまざまな日本行事等を興味深く眺め、鑑賞。家族連れはお祭り気分で楽しんでいた。