【沖縄】沖縄こどもの国(理事長・桑江朝千夫沖縄市長)は12月1日から来年3月末まで、福島県の東北サファリパーク(熊久保信重代表)のアジアゾウ2頭を越冬のため受け入れる。冬場の気温が氷点下となる福島では運動不足やけがの恐れがあるため、同パークが温暖な環境下で飼育できる沖縄こどもの国に受け入れを依頼、同園が快諾した。

越冬のため沖縄に来るメスのアジアゾウのブントーン(左)とトンサイ(東北サファリパーク提供)

ゾウの越冬支援で協定書に調印した沖縄こどもの国の桑江朝千夫理事長(左)と東北サファリパークの熊久保信重代表=18日、市役所

越冬のため沖縄に来るメスのアジアゾウのブントーン(左)とトンサイ(東北サファリパーク提供) ゾウの越冬支援で協定書に調印した沖縄こどもの国の桑江朝千夫理事長(左)と東北サファリパークの熊久保信重代表=18日、市役所

 受け入れるのはともにメスで27歳のトンサイと21歳のブントーン。東北サファリパークは2012年9月、野生ゾウの保護と東日本大震災の被災地の子どもたちを元気づけようと、3年間の期限付きでラオス政府からゾウを導入。東北各地の避難所を巡回後、同パークなどで公開している。

 過去2年間は冬場に栃木県の動物園に移動させるなどしてきたが、寝小屋の室温維持で暖房費もかさむため、ことしは温暖な沖縄への移転を決めた。

 18日、市役所で受け入れ調印式が開かれ、桑江理事長と熊久保代表が協定書を交わした。桑江理事長は「微力ではあるが、復興支援につなげていきたい。受け入れを通じて福島県と沖縄県の友好を深めていきたい」とあいさつした。

 熊久保代表は「福島は、冬はマイナス10度にまで気温が落ち込む。調印ができたことを心から感謝し、多くの市民にゾウに触れていただければ」と期待した。