【平安名純代・米国特約記者】米民主党のジム・ウェッブ元上院議員(68)は19日、2016年大統領選の同党予備選に向けた「準備委員会」を発足させたと表明した。次期大統領選の出馬に関する候補者の具体的な動きは初めて。

 ウェッブ氏はホームページで、最有力候補と目されているヒラリー・クリントン前国務長官を念頭に、「ほとんど勝ち目がないといわれる状況を乗り越えられるか判断したい」と述べ、出馬すべきかどうかを検討するために委員会を設立したと説明した。

 米有力メディアは20日、同氏の事実上の出馬宣言として一斉に報道。米MSNBCテレビは、クリントン氏とウェッブ氏の経済や外交、国家安全保障問題における政策の違いを対比させた上で、ウェッブ氏がクリントン国務長官の対立候補として「信頼できる挑戦者となる可能性がある」と今後の動向を分析した。

 元海兵隊員のウェッブ氏は、レーガン政権時に海軍長官を務めた後、06年の上院選で初当選。議員在職中の11年には、レビン上院軍事委員長(民主)とマケイン上院議員(共和党)らと共に米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の見直し案を提言し、在沖米海兵隊グアム移転予算を凍結するなど米政府に計画の再考を迫った。