【名護】生物資源研究所(名護市)の根路銘国昭所長は26日、ことし2月に論文にまとめた人工ウイルスとカイコを利用してインフルエンザワクチンを作る技術が、学術誌「ワクチン」の12月号に掲載されると公表した。ワクチン誌は「今後のワクチン生産システムを変える成果」と評価。根路銘所長は「沖縄が世界のワクチン戦略の中心になる可能性がある」と期待している。

生産されたワクチンの画像を指して説明する根路銘所長=26日、名護市の生物資源研究所

 根路銘氏は、米国テネシー州のセント・ジュード小児研究病院感染症部門から共同研究の申し入れがあり、ワクチンの評価試験で協力を得ることも明らかにした。

 根路銘氏によると、カイコを使ったワクチンは、従来の鶏卵を使ったワクチンよりも安く早く安全にできる。副作用がない上、大量生産が可能という結果も得ている。従来とは全く異なる手法を世界で初めて確立したことが高く評価されたという。