名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請で、沖縄防衛局は27日午前、審査を進めていた県土木建築部に対し、変更4件のうち「美謝川の水路切り替え」の1件を取り下げた。防衛局の担当者が午前10時過ぎ、県北部土木事務所を訪れ、取り下げを申し出る文書を提出した。

変更申請の一部取り下げの書類を提出する沖縄防衛局職員(右)=27日午前10時10分ごろ、県北部土木事務所

 美謝川の件では、県環境部が変更前に比較検討した環境保全策との矛盾を挙げ、「整合に疑問がある」と厳しい意見を付けるなど、県が申請を不承認する可能性が高まっていた。

 変更せず当初計画に戻す場合、辺野古ダムを管理する名護市との協議が必要となり、市法定外公共物管理条例に基づくダム占用の同意を得るか、再度変更申請を提出するかを迫られ、全体のスケジュールに影響が出る可能性がある。