沖縄防衛局は27日、名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請4件のうち、「美謝川の水路切り替えルートの変更」を取り下げる文書を沖縄県に提出した。審査を担当する県が環境保全の観点で難色を示していることから、新たに資料を調べ、専門家の助言を得るなど環境保全措置を見直した上で、変更申請を再提出する。

 政府関係者は「今の案がベストという考えに変わりないが、前例の少ない規模なので専門家の意見をしっかりと聞き、環境保全策を補強した方がいいと判断した」と語った。

 県は28日にも防衛局に対し、変更申請に関する3度目の質問を出す方針。防衛局の回答後、残り3件の審査は大詰めを迎える。最も難航するとみられていた「美謝川」を取り下げたことで、12月9日の仲井真弘多知事の任期中に残り3件の審査が円滑に進む場合もあり、仲井真氏が承認、不承認を判断する環境が整う可能性がある。