国内最大級の国際食品商談会「第1回沖縄大交易会」は最終日の28日、成約を目指す出展企業の売り込みが続いた。2日間で約1900件の商談が実施され、会場は熱気に包まれた。企業同士の商談以外にもビジネスチャンスを探ろうと香港の人気ブロガーを招き、インターネットで商品の特徴や良さを発信してもらう新たな取り組みも始まった。

出展商品について質問する香港人ブロガー(左)ら=28日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

 ブロガーの活用は、香港の個人消費者に対象を絞った沖縄総合事務局の「OTORIYOSEマーケット」事業の一環。ヤマト運輸が香港市場向けに運営するインターネット上の仮想商店で県内外9社の14品を展示しており、今回、大交易会に招かれた香港の人気ブロガー8人が実際に商品を試食し、感想などをインターネットの交流サイトで紹介した。

 サイト名は「フィンガーショッピング」で1年前に開設。企業は受注のあった商品をヤマト運輸に持ち込むだけでヤマト運輸が通関手続きを代行し、香港の消費者の自宅まで届ける一括配送を実現。英語や広東語、貿易実務が分からなくても海外に商品を売ることができる仕組みだ。

 総事局商務通商課の玉城秀一課長は「海外展開を考えているが、ノウハウがなかったり、人員や資金を回せなかったりする企業も多い」と指摘。「海外展開の足掛かりに活用してほしい」と述べた。