石垣市の市街地から車で15分。手つかずの自然が残る公園はウオーキングやジョギングを楽しむ市民の人気スポットだ。

外周路のつり橋「聖紫花の橋」を元気いっぱい駆け抜ける子どもたち=石垣市登野城

外周路のつり橋「聖紫花の橋」を元気いっぱい駆け抜ける子どもたち=石垣市登野城

 バンナ岳の外周路は約8キロ。上り下りが続くコースで、ジョガーの間では「1周できれば石垣島マラソンの10キロ、2周できれば23キロを完走できる」と目安になっている。

 清水がわき出る森や、エメラルド色の海を眺める高台、ダムの上のつり橋など、印象的な景色が次々に現れ、ジョガーを飽きさせない。

 自身の体力に合ったコースを選択できるのも魅力。標高230メートルのバンナ岳頂上に続く「500段階段」や、尾根を横切る「バンナスカイライン」は上級者向け。

 ウオーキング愛好家は、四季折々の花々や渡り鳥を楽しみながら散策できる。「幻の花」と呼ばれるセイシカ(聖紫花)は春先に咲き、そのすぐ後にアカショウビンの鳴き声が森に響く。

 秋にはサシバが飛来し、現在はサキシマフヨウの白い大きな花が人々の目を楽しませている。

 同公園管理事務所は年に4回、ノルディックウオーキング講座も開催。大濱末美所長は「家族連れでドングリ拾いも楽しめる。事務所では各サークルのヨガやフラダンス、太極拳も実施しており、多くの人に利用してほしい」と呼び掛けている。

 [メモ]市街地から名蔵方面に約4キロ。バス「吉原線」で下車可。子どもの遊具をそろえた「ふれあい子供広場」、グラウンド(有料)、展望台などを整備。問い合わせは同公園管理事務所、電話0980(82)6993。