【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊が垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイに攻撃が可能な重火器を搭載する武装開発計画を進めていることが30日までに分かった。現時点では、可能性を検討する初期段階だが、将来的には輸送機能から幅を広げ、地上攻撃機としても活用したい考え。開発が成功した場合、北部訓練場などで強襲攻撃も含めた低空飛行訓練などが行われる可能性もある。

 米海兵隊の「海兵航空計画」によると、アフリカや中東などで生じた米大使館襲撃事件などを踏まえ、米国人退避作戦などの危機への対応が可能となる特殊任務用として同機の武装開発を検討。「オスプレイの攻撃武器システムの強化は、危機対応特別任務部隊(SPMGTF)の機能向上につながる」と利点を強調している。

 県内で攻撃訓練などが行われる可能性について、複数の米海兵隊筋は本紙の取材に対し、「現在はまだ開発段階であり、具体的な訓練の場所などは想定していない」と述べた。

 一方で、開発は最新鋭ステルス戦闘機F35が岩国飛行場(山口県)に配備される2017年を目標にしていると述べ、将来的には東村の高江ヘリパッドなど北部訓練場周辺で攻撃訓練も含めた低空飛行訓練が行われる可能性も否定しなかった。

 米海兵隊は昨年12月、南スーダンで米国人避難作戦に投入されていた空軍型CV22オスプレイ3機が武装勢力から攻撃を受け、4人が負傷。機体も損傷し、作戦が中止されたのを受け、同機の武装化の検討を進めていた。