サンエー(上地哲誠社長)が販売する兵庫県但馬産の特別栽培米「コウノトリ育むお米」の販売が好調だ。沖縄県内で独占的に販売を始めた2010年産米の約100トンから、14年産米は198トンとほぼ倍の販売量となる見込み。産地では消費拡大に支えられて生産農家が増加。無農薬や減農薬で栽培され、コウノトリをはじめ、多様な生物の生息環境が守られることにつながっているという。

兵庫県但馬産の「コウノトリ育むお米」の好調な県内の販売状況を報告する同県豊岡市の中貝宗治市長(右)とサンエーの上地哲誠社長=1日、沖縄タイムス社

 国内で一度絶滅したコウノトリが生息できる環境を再生させようと03年ごろから兵庫県の農家が有機農法で育てた米を生産してきた。この取り組みに感銘を受けたサンエーの上地社長が10年から県内での取り扱いを決め、取引量は全生産量の2割近くを占める規模に拡大。商品のテレビコマーシャルや取り組みを紹介する社員向けの講習会などを重ね、販売量を増やしてきた。一般商品より20%ほど割高だが食味値の評価も高く、売れ行きは好調という。