名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請で、沖縄防衛局は1日、沖縄県の3度目の質問に回答した。県が質問した辺野古ダム周辺の土砂運搬方法の変更について、前提となった美謝川の水路切り替えルートの変更を取り下げても「ダム下流側の美謝川の一部を現状のまま残す方針は変わらない」とし、下流域や周辺の環境保全のため土砂運搬方法の変更は必要と主張した。

 土砂運搬方法の変更の必要性については県側が「いったん取り下げたものを前提に、土砂運搬方法の変更が必要と言われても通るのか」と疑問視しており、県は今後、変更理由の合理性を焦点に土砂運搬方法のみを不承認にするか、4次質問を出すかなど審査するとみられる。

 3度目の質問に対する回答期限は12月8日だったが、防衛局は仲井真弘多知事から承認を得るため、期限を1週間前倒しして回答。質問後3日目の回答で休日返上で作業を急いだとみられる。

 県は2日、4次質問の有無を最終判断する。質問がなければ仲井真氏の任期中の9日までに承認、不承認を判断する環境が整う。