【石垣】石垣島で和牛を肥育する3農家らが廃棄されていた牛皮を加工し、「石垣島産牛革ランドセル」を製品化。石垣市内で販売を始めている。沖縄県内初の取り組みで、関係者は「ミンサー柄で石垣の特色を出し、島産ランドセルをアピールしたい」と意気込んでいる。

石垣島の牛革を使用したランドセルをアピールする石垣筆頭理事(左)ら=石垣市商工会館

 石垣島で牛革普及を図ろうと牛種子牧場、ゆいまーる牧場、美崎畜産の3肥育農家と飲食関係の業者、アクセサリー会社などが今年「石垣皮革組合」(筆頭理事・石垣憲良牛種子牧場取締役)を設立。

 3肥育農家が月にと畜する30~50頭の牛皮を同組合の石垣レザー社(浜元さおり代表)が買い取り、皮革製メーカーの雅彦化成(兵庫県)で加工。ランドセル製造の松山カバン(愛知県)に委託した。

 ランドセルは本革、防水加工で手入れが簡単で軽量の1キロ。職人が1つ1つ手縫いし、耐久性・通気性にも優れている。

 3月までに200個を製造。今後入荷分はミンサー柄も型押しする。

 2日に市内で会見した石垣筆頭理事は「今後は、食だけでなく島産牛革を用いたバッグや財布など新しい産業の後押しをしたい」と語った。

 ランドセルは税込み5万5080円。市内の書店タウンパルやまだで販売している。問い合わせは同書店。電話0980(82)2511。